バリアフリーマップ 進行中
昨年秋から準備が進んでいる「行田市観光バリアフリーマップ(仮称)」。身障者の市内観光に役立てもらえるように、トイレの使い勝手や、点字ブロックの有無、バリアフリーの進捗度などを、市内の観光エリア別に紹介したガイドマップ作りが進行中です。
![]()
地図は行田市が発行するものですが、「行田市障害者小規模施設連絡会」が情報提供しており、実質的には共同制作
です。先日も市との合同会議があり、表紙のデザインをめぐっていろいろな意見が出されていましたよ。
「小規模連絡会」の方のお話では、「行田で「市」と「障害者」が一緒に何かを作る、なんて少し前まで全然考えられなかった!」そうです。昨年6月19日のブログにちょっと書きましたが、以前は取りつく島もない
ような塩梅だったらしくて・・・・。行田市民でもない私はそういう「冬の
時代」を何も知らないのですが、この地図づくりの会議に出ていると、スナオに「行田市はいい感じだなあ!」と思います。
会議には市の観光課や福祉課の職員の方々も出て下さっているのですが、障害者の意見を尊重しつつ、言うべきことは言い、一緒に意味のあるものを作ろうという気持ちが伝わってくるのです。
![]()
前回の会議の時に(私だけかもしれないけど)ちょっと感動
した場面がありました。行田市の観光バリアフリーマップを作る、ということはある意味では、行田市のバリアフリーの問題点を浮かび上がらせてしまうことでもあります。「そこは車椅子ではアブナイ!」という所がどうしてもある。それを地図にどう表示するか、ということでちょっと議論になったのです。
![]()
観光課のH氏は「そこは安全性を考慮し、車椅子には不適の表示をはっきりしてはどうか」と言い、それに対して「ミスター車椅子
」とでも言うべき連絡会の木村代表は「それは違う。そこに行くかどうかは車椅子の主が自己責任で判断すること。まず不適表示ありきでは、その場所はいつまでたっても改善されず、車椅子が近づけない場所として固定化されてしまう恐れがあるじゃないか!」と、烈火のごとくお怒り
になったのです。
H氏は「私の発言が不快な思いさせてしまったのなら謝ります。でも、私は観光課の人間として健常者も車椅子の方も、誰であってもそこを訪れたときに怪我をしたり、危険な目にあって欲しくない。どうか、そこをわかってもらえませんか。」とおっしゃいました。
この議論は、最終的には、注意喚起の情報を地図に
盛り込み、車椅子の方に役立ててもらうことで落ち着きました。そこに至るまでの、緊張が漂うお二人のやりとりの中に、会議がいわゆる「出来レース」ではなく、行政と障害者が、模索しながらも本当に意味のあるものを作りあげてゆこうとする意気込みとフェアプレーを感じてとってもすがすがしかったです。
![]()
バリアフリー観光マップは3月末頃に刊行予定です。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


















最近のコメント