のぞみ園をめぐるヒトビト

ようこそキングスガーデン様

川越市の特別養護老人ホーム「川越キングスガーデン」(川越市下小坂)は、園の設立当初からのお得意様です。四季おりおりに、行事のお土産品や、引き出物、ホームのお年寄りの方々の三時のおやつなど、行田のぞみ園のお菓子をお届けしてきました。ともに、運営の基本理念にキリスト教精神が流れているという点からも、格別な親しみを持たせていただいている施設です。

先日はそのキングスガーデンのケアハウス「主の園」に入所なさっている皆さんが、遠路はるばる行田のぞみ園を見学に来て下さいました。「いつも食べてる、あの美味しいお菓子の工房を見てこよう」と思ってくださったようです。

ちなみに施設名の「キングスガーデン=王の庭」も「主の園」も天国の比喩として聖書によく出てくる表現です。つまり施設が「神さまのお膝元」にある、というような意味が込められているのでしょう。ともかく、本当にようこそお越しくださいました。
                              

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園の説明をするエプロン姿の施設長→

皆さんの視線の先には黙々と作業に励む社員さんがいます。

「主の園」の皆さんは、昨日のブログでご紹介した「古代蓮の里公園」でお花見し、行田市の彩々亭(←かつて足袋御殿と呼ばれた歴史的建物と庭で有名。和牛懐石がウリheart)で昼食のあと、行田のぞみ園にお立ち寄りくださいました。

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スタッフもいれて25名ぐらいの方がお越しくださり、熱心に増築棟での作業風景をご覧になり・・・・






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お帰りの際には、何とお菓子をたくさんhappy01heart04買い求めいただきました。 本当にありがとうございました。





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バスお見送り直前の風景。手前のご婦人が手にしておられるのは、行田のぞみ園の青いぶどう。日頃絵をお描きになる方で、「ぜひわけて下さい」とのリクエストでぶどう棚から一枝を差し上げました。どんな絵になったでしょう。




後日ていねいなお便りが届き、「行田のぞみ園のお菓子がなぜ美味しいのか、本当によくわかりました。良い材料を使い、機械を使わず、心をこめて懸命に手作りしているからなのですね。見ていてとても励まされました。」とあり、そのうえ「この日のツアーの余剰金が出ましたので、行田のぞみ園に寄贈致します」とのご厚意まで頂きました。

私たちこそどんなに励まされたことかconfident。ケアハウス「主の園」の皆さまの上に、これからも神さまの豊かなお恵みが注がれますように。ご来園、本当にありがとうございました。

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のぞみ園のグランマ(下)

 「6年間夢中でやってきたけど、大変なことって何だか全然覚えてないの。でも、知的障害をいただいている皆さんから教えてもらう事が私はとってもたく さんあったのよ。

「あの方たちと一緒に仕事してるとね、自分の罪人としての醜さ、欠けてるところが、もうホントによーく見えてくるの。もう聖書に書いてある とおり、ズバリthunderって感じで。だから、そんな自分がどんなに神さまから赦され、恵みを受け取っているかも身にしみてconfident解るわけ。

「毎日毎日、のぞみ園に通う中 で、私は神さまからたくさんのおゆるしと励ましを受け取って、あー幸せ者だったな~~と思うのよ。」

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「ずっと、園に通って仕事する事を中心に日常生活を廻すので精一杯sweat01なところがあったから、働きを見守ってくれた夫には感謝してます。夫は私が日曜 に教会に行くのは全然喜ばないけど・・・・だってそりゃそうよねえ~、妻が日曜礼拝に行っちゃってさー、せっかくのお休みの午前中はいつも不在annoyなんだもの。でもね、 夫は、もしそこに困っている人がいるなら、できることはしよう、って、そういう考えはちゃんと持ってる人なのよねheart

 そのとおりのご主人様だと私も思います。近くにお住まいのこともあり、教会のバザーの時などこころよく下準備の応援に来てくださっていました。 小さな子供達にも快活に声を掛け、自ら楽しい雰囲気を作り出しつつ作業に関わって下さっている姿が、個人的にはとても印象深いです。地域のいろいろなお仕事もなさっておられるのだとか。

Dscn2790 そして、グラン マのご主人は行田のぞみ園の理事を、ある時期からお引き受け下さってもいるのです。豊かなshineビジネスキャリアをお持ちの方でもあり、園にとっては心強い存在だと思います。行田のぞみ園はキリスト教会から生まれたNPO法人ですが、「教会の人間」ではない方が理事に加わって下さっていることが、 園にとって、社会的にも非常に重要で、とても深い意味のある事のように思います。

園を引退したグランマ。「今度はねえ、地域の方のために何かできないかなあ、と思ってるのよ。特にお年を召した方のね。でも、その前に私自身がもうお年を召しちゃってるから、どうなるか全然わかんないけどね~~あはは」
いやいや。これまでも、このグランマは上野公園のホームレス支援の炊き出しにせっせと通ったり、高齢者支援の講座に通ったりしていた方なので、神さまは次の一歩を何かきっとどこかに用意されているような気がします。

水曜日の午前には、隣の教会の「聖書を読む会」に定期的に顔を出すグランマ。その姿を園の窓から目ざとく見つけた社員さんたちは、「あっ、Iさん!こんにちわあ~~」ときっと挨拶するのです。

 

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のぞみ園のグランマ (上)

「牧師夫妻から園のお手伝いを、って話があった時にね、すぐにホイっ!と乗っちゃったの。私ってぜ~んぜん考え深い人間じゃないのよぉ~」と言ってケラケラ笑う。I夫人は行田のぞみ園の創設時から今年の4月まで、長い間園のスタッフとして働いて下さった方です。

販売でも、製造でも、いつも活発でニコニコ。くるくるとよく動き廻り、しょっちゅう冗談を言っては周囲を笑わせるのが大好きなムードメーカーでした。だから、この春のお別れ会では、淋しさのあまり泣き出す社員さんが続出した模様・・・・。すでにお孫さんもおられる方なのですが、笑顔に不思議な華やかさをお持ちで、この方がいると場の雰囲気がパッと明るくなるような、行田のぞみ園のグランマ的存在です。

Photo グランマは行田カベナント教会の信徒でもあります。キリスト教信仰を持つようになったのは、以前行田のぞみ園の敷地に存在していた、「小羊(こひつじ)園」という保育園にお子さんを通わせていた事がきっかけだそうです。

教会が地域住民向けに発行している「まきば」←(牧師=理事長が執筆&編集のミニ新聞)もあわせて読むうちに、教会の聖書を読む集いに通うようになり、やがてイエス・キリストを心に迎え入れて洗礼を受け信徒に。

しかし、お子さんが学業のため遠方で生活を始めた時期に、グランマ自身もまた大きく体調を崩してしまいます。「心と体に大きな穴があいたように感じていたちょうどその時」、教会が保育施設「小羊園」を閉じ、「行田のぞみ園」を新たに生み出すことになり、牧師(=理事長)夫妻に声を掛けられたのが行田のぞみ園で働く転機になったとのことです。(続く)

 

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こちらのトレーも

こちら、常連さんにはもうおなじみですね、いろいろな場所での出張販売の際に、お立ち寄りいただいたお客さまにお手渡しするトレーです。

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このトレーにお好みのお菓子を選んで乗せていただいています。これもまた、昨日と同じ保護者の方の手作り作品。

時々、「このトレーは売って下さらないの?」という方がいらっしゃいます。売り物ではないのでご容赦いただくのですが、すごく残念そう。でも、お気持ちはわかります、私も欲しいくらいですもん。

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月いちボランティア

行田のぞみ園の社員さんの保護者の方々は、時々(月に一度、くらいから)ボランティアのために園に出向いて下さっています。もちろん、ご都合に合わせ、事情が許す範囲で、ということですが、その時々で販売活動のお手伝いをして頂くこともありますし、パウンドケーキの型紙作りや贈答用の箱折り作業などの細々したお仕事などを、お手伝い頂いています。

園に来て頂くことで、お子さんがどのような雰囲気の中でお仕事をなさっているのかを見ていただけますし、お子さんに関して園のスタッフと必要な課題を共有し、連携を深めていただくよい機会にもなっているようです。

私もわずかながら関わるようになってみて、園の営みはやはりそれぞれのご家庭との意志の疎通と連携がとても大事だなあ、と思います。

Photo_3 ところで、このおしゃれなトールペイントの案内プレートheart01は行田のぞみ園の社員さんのお母様の作品です。特技を生かし、ご自宅でオリジナルを作って下さいました。時々、販売先に持って行くこともあったので、ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。

今は新館の玄関先に置かれています、「待ち受けの花」みたいにカワイイでしょhappy01tulip

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きのう「さつきホーム 」で

Dscn1580 行田市郊外にある有料老人ホーム「さつきホーム」です。月に一度、行田のぞみ園では社員さんとスタッフで焼きたてのケーキを持って訪問させていただいています。

Dscn1582 玄関に置いてある看板。さり気なさが、普通の「おうち」っぽくていい感じ。実際ホームの雰囲気も温かいです。

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ホームの職員の方にエスコートしていただいて、自慢のパウンドケーキとお茶を配る行田のぞみ園の社員さん。一緒のテーブルでお菓子をいただいて、お年寄りのみなさんとおしゃべりしたり

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みんなで歌をご披露したり(写真は昨年夏)、と毎回にぎやかな訪問です。この交流、もう半年近くになります。きっかけは、さつきホームの責任者の方が、行田市の川嶋書店前の販売でお菓子を買って下さったこと。

明るく個性的な行田のぞみ園の社員さんのキャラクターが、入所されているお年寄りの方々にとっても喜ばれているみたいです。「さつきホーム」ホームページはこちら

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二足のわらじ

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←右手のひさしが教会入口。スロープ奥の突きあたりが旧牧師館だった元の作業所(現在リフォーム中)。園の建物が立派になり、教会堂が小さく見えるようになっちゃったcoldsweats01という声多し。

行田のぞみ園は行田カベナント教会が、地域の障害者の方々のためにと生み出したデイケア福祉施設です。「行田のぞみ園」設立の時には、信仰を行動に!ということで、まず行田カベナント教会の信徒に協賛が呼びかけられました。
で、わが家もスズメの涙、にも満たないミミズの涙sweat02、でしたが園にお預けした記憶があります。それって、もちろん任意ですよ。自由意志。出資した人もいれば、しなかった人もいます。金額の多寡もさまざま。キリスト教会の「礼拝献金」と同じで、多くしたからと言って誉められるわけじゃないし、少ないからといって責められもしませんconfident。いくら「善きこと」のゆえでも、そういうのを暗に強制するようではダメですよね。

Photo_5 東側の壁面→
お隣は普通の住宅なので、ナチュラルな風合いの珪藻土で覆っています。

行田のぞみ園の理事長は(今のところ他に引き受け手がいないので)やむをえず教会の牧師が兼務geminiしています。私はかつて「牧師」ってめっぽうヒマな職業japaneseteaなのかと思ってました。
だいたい「牧」って語感からしてariesすご~くのどかでsnailヒマそうじゃないですか?。「牧場」taurus「牧歌的」chick「牧童」horse、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」はいつ聞いても眠くなっちゃうしgawksleepy・・・関係ないけど。


Photo_6でも、実際には牧師の仕事は間違いなくハードです。人の心と向きあう仕事なので、いかにもヒマそうにjapaneseteaしてるのが職業的使命みたいなところがありますけどね、いつでもドアをオープンにしておくdoorchairために・・・。

でも、礼拝や諸集会以外にも多種多様な仕事があるし、ここの牧師さんはよく本の執筆pencilを頼まれたりもして、しばしば締め切り間際にtyphoonsweat01蒼く?なっている。そういう中で、今は園の補改修工事と就業移行支援体制の整備のために、役所や関係機関に頻繁に書類をもって行かねばならんdashsweat01dashsweat01という状況なので、ご本人は早いとこ「二足のわらじ」を脱いで牧師業に専念したいみたい。そりゃそうでしょうともさ。舞台で言えば一人二役だもんね。

もっとも、牧師=理事長さんてば、お菓子屋の商才も大アリflairじゃないかと思うので、私はちょっと惜しい気もするんですけどね・・・。

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のぞみ園とお客さま 3

Photo_7 紅茶のクッキー作り開始。茶葉はトワイニングのアールグレイを使用→

今年開設6年目を迎える行田のぞみ園の社員さん(=通所利用者さん)の平均給与は2万5千円(昨年度実績。新人の方は5千円からスタート)。これは福祉施設の給与水準としては全国的にもかなり高レベルらしいです。スタッフが外部の研修会などに行くと決まって「え~~~っ!そんなに出してんの?」と他団体から驚かれると言っていました。

Photo_8 ←バターと砂糖を練る、練る、練る

百円単位の商売ですから、いくらNPO法人で一定の補助を受けているとは言え、相当大変sweat01だと思います。園の台所事情はよく知りませんが、はたで見ていてもスタッフの「企業努力」には涙ぐましいモノがありますし・・・crying

ですから、行田のぞみ園のお客さまがそれを意識なさっておられようと、おられまいと、ここのお菓子をお買い上げいただくということは、利益を通所者の皆さんに配分して生活の質の向上に役立てていただく、という園の事業を支えて下さっていることになります・・・(よろしければ↓をクリックして続きをどうぞ)

続きを読む "のぞみ園とお客さま 3"

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のぞみ園とお客さま 2

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私は単純に、ここのお菓子の美味しさそのものに驚いてsunお手伝いを始めました。だから、というわけでもありませんが、行田のぞみ園は福祉施設だから、ではなく「ここのお菓子ってホントに美味しいのよね~heart04」という動機で買っていただくのが一番だし、社員&スタッフ全員がやはりそこを目指さないといけないupwardrightと思っています。

それでも、販売に立っていると、「美味しいから」と同時に、お客さまから「頑張って!」という励ましというか、声援というか、じんわりとした言外のあたたかい雰囲気confidentを感じることが少なくありません。行田のぞみ園がうかがっているスーパー・マーケットの店頭には目玉商品のスナック菓子が毎回山積みですし、今の時期なら焼き芋も(あの香り!)限りなく魅力的です。それでも、販売テーブルに毎回欠かさずお立ち寄り下さって、1袋でも2袋でも行田のぞみ園のお菓子を買い続けて(!)下さるshoe常連さんがおられることに、私は憐れみや同情とは異質の、強く、意志的で、持続的なエールを感じるのです。

昨日のブログで書いた女性のように、「買って支える」という概念をスパッと言葉になさるお客さまはとても珍しい。でも、その意志的で明快な言葉に触れた時、限りなくおこがましく無礼な言い方をお許しいただければ、私は改めて行田のぞみ園の周辺にいて下さるお客さまの驚くべき「質の高さshine」に感じ入ってしまったのでした。

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のぞみ園とお客さま 1

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作業風景→
クッキー生地を計量し、丸める。計量は数グラム単位まで正確に。丸める作業は紡錘形にならず、キレイな円形を作るのが意外と大変。

先日とある場所で販売に立っていたら、「行田のぞみ園」って何なんですか?とお尋ね下さった方がおられました。こんなところで(スーパーの店頭)お菓子を売ってる団体とは何ぞや・・・と素朴にお思いになられたのでしょうか。

淡いグレーのジャケットにショートボブ。ぱりっとした雰囲気のshineboutiqueビジネスウーマンっぽい方でした。その方は私のつたない説明をじっと耳を傾けて聞いてくださりear、試食用のクッキーをおすすめすると、「あらっheartおいしい!」とぱっと笑顔になり、そして何と「わかったわ。私にできることは、このお菓子を買って障害者の方たちを支えるということなのね」とおっしゃったのです。そして、クッキーとパウンドケーキの両方をお買い上げくださって帰ってゆかれました。そのキリッとした後ろ姿をお見送りしながら、私はとてもとても厳粛な気持ちにさせられました。(続く)

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